注文住宅を建てる人が理解すべき建物の法規制のポイント！建ぺい率と容積率について

注文住宅を建てる人が理解すべき建物の法規制のポイント！建ぺい率と容積率について

注文住宅は設計の自由度が高いため、自分たちの思い通りの家づくりが可能です。その反面、それなりの専門的な知識を抑えておくことが求められます。例えば建ぺい率や容積率などは、注文住宅について素人であっても、事前に理解しておくべき必要最低限の知識と言えるでしょう。まず建ぺい率とは、建物の建築面積に対する土地の敷地面積の比率を意味します。これは建築面積を敷地面積で割って、さらに100でかけて算出されるものであり、都市計画や用途地域等の建築制限では、この比率がきめ細かく法定されています。ちなみに建築面積においては、建物を真上から見た場合の面積を意味します。例えば第一種低層住居専用地域であれば、30％から60％の範囲内に抑制されている一方で、準工業地域では50％あるいは60％または80％にまで、制限が緩和されています。次に容積率とは、延べ床面積に対する土地の敷地面積の比率を指し、これは延べ床面積を敷地面積で割って、それを100でかけることで算出されます。なお延べ床面積とは、建物の全階層の床面積を合計したもの。用途地域で比べると、第一種低層住居専用地域の容積率が50％から200％の範囲内の限度であるのに対し、準工業地域では100％から500％の範囲にまで、大幅に緩和されています。

注文住宅を建てる場合の道路に関するチェック項目

注文住宅を建てるときには、周辺の道路についてもしっかりとチェックしておくことが大切です。まず主要道路については、渋滞状況を調べます。朝や夕方に混む道では、マイカーでの通勤が大変です。どのくらいの渋滞具合なのか、実際に運転して確認しておけば安心です。混む場合でも、抜け道があるなら問題ありません。土地勘がない場所に家を構える場合は特に、道に関しての情報を把握することが必要と言えます。 また家のすぐ前の道の幅も重要です。注文住宅にガレージを作っても、前道があまりにも狭いと大きな車は駐車しにくいケースがあります。切り返しなどができる余裕があるかどうかなども考慮しなくてはなりません。大きな車を持っている人は、家の前道の幅も考えた上で土地を探すようにしましょう。勿論車を軽自動車など小さいものに買い替えたり、自宅とは離れた場所に駐車場を借りたりする方法もあります。しかしながらそういった方法は別途お金がかかってしまうので、やはり自宅に停めることができるのがベストです。